自営業とお店の営業時間の考え方を経験談から語る。悪あがきは愚策!

お店のこと

お店の営業時間は
お店の成功を左右すると言っても
過言では無い要素の一つです。

が、考え方には色々な考え方があり
大事な点を見失ってはいけません。

営業時間の考え方を、元店長として語ります

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短絡的に考えてはいけない

営業時間は短絡的に考えてはいけません。

また、営業時間を決めた後も
”営業時間の変更”や
”ダラダラと時間を引き延ばす愚策”などには
注意しなくてはいけません。

順番に解説していきたいと思います。

自営業の営業時間の考え方

サラリーマンであれば店舗の仕事だったとしても
営業時間は上が決めているハズなので、
そんなことを悩む必要はありません。
ですが、個人事業主であるならば
営業時間も自分で考え、決定しなくてはいけません。

まず確認を
営業時間を決める前にまず、その物件で
何時以降禁止等になっていないか確認しましょう。
禁止されている時間帯に営業時間を設定してしまっては
揉める原因になりますからね。。

業種によって・・
どのように営業時間を決めるか?
それは業種によってですね。
例えば飲み屋が真昼間に開いていても
あまり人は来ないでしょうし、
深夜に駄菓子屋を開いていても
誰も来ないでしょう。
その業種にあった営業時間というものが
必ず存在します。
同業大手の営業時間などを参考にしてみると
良いかもしれません。。

自分の都合も確認
業種に見当たった営業時間を確認したら
営業時間を設定しましょう。
自営業のメリットの一つとして
”自分で営業時間を決められる”という点が
挙げられます。
何時に開けようが、何時に閉めようが
自由です。
ただし、しっりと時間は決めましょう。
その日の気分で、
は絶対にダメですよ。
ダメ、ゼッタイ。

さて…
自分の都合と書きましたが、
例えば家庭の事情や別の何かをしている場合は
それに応じて閉店時間を早めに設定したり、
収入的に厳しいから、ということで
営業時間を長めにしたり、、
そういうことです。
とは自分の業種のニーズにあった時間を
設定すれば良いと思います。
(飲食系なら夜、ゲーム店とかなら10~19など。)

調査してみる
どうしても営業時間に悩んだら
自分の借りた店舗の前の人通りなどを
調査してみると良いかもしれません。

人通りを見ることで、
あ、この通りは18時ごろに帰宅ラッシュがあって
19時以降はほとんど誰も通らないな…
などと有益なデータを手に入れることができます。

営業時間でやってはいけないこと、おすすめしないこと
いくら自由に営業時間を決められる!
と言っても、やってはいけないこともあります。

それは何か?

①決まっていない
今日は疲れたから17時で閉めよう、
眠みぃ…13時OPENにしよう、、
などと日ごとに適当な営業時間では誰も
来なくなってしまいますし、利用する側が困ります。
なので、必ず営業時間は固定しましょう

②コロコロ変える
時々、営業時間を変更するぐらいなら良いと思うのですが
しょっちゅう営業時間を変更するのは避けた方が良いです。

やっぱりこの時間は人が来ないから短縮する、
この時間は売れるな、伸ばそう、、などという感じで
営業時間を変更するのは良いと思いますが、、
回数が増えすぎないよう、慎重に、ということです。

③短すぎる
10時~12時、13時~17時など
短すぎるのも問題です。
いえ、それで食べていけるなら良いのですけど、
大半の人はそんな短時間では破滅してしまいますよ?

④長すぎる
儲かるからいいじゃん??
…いえ。
アルバイトさんを雇ったりしているなら良いかもしれません。
ただ、自分ひとり、もしくは少人数でやっているのに
24時間営業!などという分をわきまえない営業時間を
設定するのは無謀です

貴方自身が倒れてしまっては・・・営業どころではないのですから。

最後に
と、いうことで営業時間の話題でした。

・業種に合った営業時間
・自分の環境、体調等にあった営業時間
・地域の環境

などを考慮して決めると良いですよ!

営業時間変更の際には注意しなくてはいけない点も!

営業時間。
基本的に自営業であっても、そうでなくても決めてあるはずです。
何時~何時まで、みたいな感じです。

ただ、場合によっては営業時間そのものを見直すことになったり、
この日だけは、この時間までは営業できない!など
色々ありますよね…

どうやって告知すれば?
まずは店頭にPOPなり、貼り紙なりをして告知しましょう。
営業時間を変更する場合は
○月○日より、営業時間を下記の通り変更致します、のような感じで書き、
一日だけ臨時の場合は、
○○のため、○月○日の営業時間は、○○~○○となります。
と、いうような感じで良いですね。
他にもネットでホームページなどを持っているのであれば
そちらで告知するのもOKです。

どのぐらいに知らせれば…
決まり次第、告知した方が良いですね。
なるべく早めに告知することで、営業時間変更後に
間違えて来店してしまうお客さんの数を減らすことは
できるかと思います。
決まり次第、すぐに告知してしまっても良いと思います。

変更方法は?
自営業であれば自由です。お客さんに告知して、自分の
好きなように変更して良いかと思います。
自営業以外の店の場合は基本的に本社判断でしょうから、
本社に確認して指示を仰ぐカタチになるかと思います

繰り返さない!
あまりに営業時間変更を繰り返していると、お客さんは
混乱しますし、客離れを起こしかねません。
変更自体は悪い事ではありませんが、あまりに頻繁に変更を繰り返したりするのは
やめておいた方が良いと思いますよ!

営業時間変更。これはしっかりと事前に告知し、
頻繁に繰り返しさえすれば、問題なく行えますよ!
色々試して、最適な営業時間を見つけ出すのも良いかもしれませんね!

ダラダラと営業時間を伸ばすのは愚策中の愚策!

私の旧勤務先時代がそうだったのですが、
売上がイマイチだからとお客さんが居ないのに
営業時間を延ばす、ということがありました。

まぁ、お客さんがいるならともかく、いないのに延長するのは
個人的には愚策だと思っています。

何故なら、営業時間を少し延ばすぐらいで
売上が延びるのであれば、最初から延びています!

例えば営業時間が21時までだったとして、
そのあと、売上がイマイチだから22時まで延ばしたとしましょう。
すると、どのような結果になるのか。

実際にバイト時代に経験した私が実体験をもとに書いていきます。

逆効果の場合がほとんど…
ザンネンながらこれは逆効果の場合が多いです。
1時間延ばしても、元々営業時間ではないわけですし、
人はなかなか来ませんし、
来て、売れても、数百円、数千円であることがほとんど。
そもそも、1時間延ばしたぐらいで爆発的に売れるので
あれば、最初からそんなこと気にしないぐらいに
売れているでしょう。

マイナスになる!
1時間延ばせば、アルバイトの人件費、そして店長自身の
残業代が増えます。
結果的にマイナスになってしまうことがほとんど…
それでいて、店長自身もスタッフも、大切な時間を
1時間失いますし、光熱費や何やらもかかってきます。

クセになる
一度営業時間を(たとえ臨時であっても)延ばしてしまえば、
お客様側はクセになります。
普通に閉めるべき日にもなかなか閉めることができなくなったりと、
結構、やりにくくなると思いますよ?

諦めが肝心
閉店時間を迎えて、お客さんも居ないのにダラダラと営業時間を
延ばすのはあまり良くないです!
それよりも、早くしっかりと帰ってからだを休めたりだとか、
別の事務作業に時間を費やした方が有意義だと思いますよ!
人間、諦めが肝心なのです!

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