自営業になる前に覚悟せよ!必要な覚悟と地獄に足を踏み入れる方法!

自営業のこと

私はよく、自営業は厳しい!という話をしていますが、
決して自営業者になるな!と言っているわけではありません。
そのぐらい厳しいですよ~というお話です。

覚悟がないと
踏み込んではいけない世界なのです。

ところで、よく個人事業主(自営業者)になるには
どうすれば良いの?と言う質問を見かけます。

個人事業主になるのは
とてもカンタンです

スポンサーリンク

個人事業主デビューするためには?

ザックリ言うと、
「紙」を提出するだけです。

税務署に言って、所定の紙を提出すれば
終了!その日からアナタも個人事業主!

税務署?所定の紙って?

色々な疑問が沸いてくることかと思います。

まず、国税庁のホームページ
に届け出書類が掲載されているので、
ここからダウンロードして、印刷、予め記入して持っていくのがベストです。

管轄の税務署もこちらのページで調べる事ができますね!

都道府県を選ぶと、
さらに細かく管轄を調べる事ができます。

後は用紙を記入(記入例は色々なサイトで紹介されています)
して、税務署に持っていけばOKです。

提出した瞬間「個人事業主」の仲間入りです!
実際のところ、何もしていないような状況でも提出できるので、
個人事業主という肩書きを手に入れることはとってもカンタンなのです。

提出期限は「開業してから1ヶ月以内」と定められています。

提出しなくても大丈夫~なんて話も耳にしますが、
しっかりと自営業者としてやっていくには
このぐらいはしっかりと提出しておきたいところです。

個人事業主申請の代行~なんてのもあるみたいですが、
この程度の申請を自分で出来ないようであれば
独立を今一度見直したほうが良いのでは?
…、と個人的には思ってしまいます。

今、忙しくて税務署なんて行ってられないよ~という方には
郵送での受付もあるので、
そちらを利用してみると良いですよ!

ちなみに、事業開始日前でも提出は可能なので、
先に提出しに行っておくとラクですよ~
開業後は何かと忙しくなるでしょうから…。

ただの紙を提出するだけですが、
そこから個人事業主としての長い戦いが始まります。

そうです、地獄に足を突っ込むのです。
覚悟を持って提出しましょう

騙されるな!自営業は社交辞令飛び交う世界

ところで独立を考えている皆様は
周囲の友人や知り合いに独立を考えてるんだ~
などと、話したことはありますか?

周囲に話してみるとたいていの場合はこんな感じの
返事が返ってくると思います。

「へぇーすごいねー」
「応援します!」
「頑張って!」

みたいな感じの。。

それで良い気になって、自営の道に進むことを決心した!
なんて方もいるかもしれません。

私もそうでした。
とある先輩に独立を考えていることを話してみたところ、
言われました

「凄いですね!頑張ってください!」と。

当時20歳になるかならないかだった私は
当然、良い気になりました。
若かったのですね
その時、独立の道を歩むことを決心したのでした。

愚かでした

この世は社交辞令があらゆる場所で飛び交っています。

よく考えてみましょう。
知り合いから、独立の道を考えていることを打ち明けられたら
貴方はなんと返しますか?

やはり
「頑張ってね」や「応援するよ」
みたいな返事になるのではないでしょうか?

そうです。
独立しようとしている人間を、
よほど親しい身内でもない限り、
社交辞令で持ち上げるのです。

冷たいようですが、これが現実です。

私も独立準備期間中、
様々な方々から凄い、頑張って、応援している。

そう言われてきました。
社交辞令だとは分かっていても、
やはり良い気分になってしまいますね。

人間とは単純なものです

旧勤務先の社員の方々から応援され、
店舗のスタッフから応援され、
開業準備中に携わったあらゆる方々から応援されるー

ハッキリとさせておきましょう。

9割は社交辞令

業者関連の方々は新規開業の人間は何かとお金になるので、
とにかく持ち上げます。
「○○さんの人柄は良いから必ず成功します」、と。

前の会社等の人々は応援してくれます。
しかし、それはもう貴方や私とは関係なくなるからー。

友人達はも応援してくれます。
それでも、自営に失敗すれば離れてゆくでしょうー。

自営に失敗したその時、
周囲は態度を豹変させます。

お金にならない人間には皆、用がないのです。

冷たいようですが、独立したからこそ実感できます

エェー
そんなことないよ、独立したらみんな支えてくれるよ!
とお思いの貴方も、独立してみれば分かります。

周囲の期待に応えることができなければ
皆去ってゆくのです。

私は既に「自営業」という難攻不落の登山を始めてしまいました
引き返すことはできません。

独立する!という方は
今一度、しっかりと自営業の怖さを考えて、
理解した上で準備を始めることをお勧めします

…と、いうことで私から独立を考えている皆様に一言。
「応援しています」…
…社交辞令に聞こえますよね笑

癒しが大切な個人事業主

自営業者は勤めていた時とは別の
ストレスや苦悩を味わうことになります

日々、業績を気にしたり、またストレスにさらされる
状態が続けば、人間やっていけません。

そこで大切なのが、
そう 癒し です。

休日や時間の空いている時に温泉や旅に行くのも、
友達や彼女彼氏と集まってワイワイするのも、
趣味に没頭し、自分だけの時間を味わうのも
ペットなどに癒しを求めるのも良いでしょう。

必ず何か自分を癒せる存在・趣味を見つけましょう!
疲れた状態や心身的に弱った状態で
仕事をしても当然、捗りませんし、
体にもよくありません!

癒される存在を前にしても、
お金の事や、仕事の事が頭をよぎるかもしれません。

それでも良いのです。
少しでも、自分の体を労ってあげましょう

倒れてしまったり、
ストレスで取り返しのつかない行動を
してしまってからではーー
遅いのです
と、いうことでおすすめの癒し6!

①趣味
これは定番ですね。自分の趣味に没頭する!
映画鑑賞でもスポーツでもゲームでも漫画でも、
何でも良いと思います。

②友人
友人達とワイワイするのも癒し効果抜群ですね!
自営業の身で、人と日程を合わせるのは案外
難しいかも知れませんが…

③恋人
恋人とひと時を過ごすのも良いですね。
疲れているからって八つ当たりしてしまったら
本末転倒ですけどね。
お前に恋人はいるのかって?さて…どうでしょう笑

④ペット
犬や猫。ペットを飼うのもおすすめです!
爬虫類や鳥類、昆虫、何でも気に入れば癒しになりますよ!

⑤旅
旅に出るのも効果抜群だそうです。ただ、長い間仕事を
放っておけない!という場合が多いと思いますが。。

⑥食べる・飲む
ヤケ食いだーヤケ飲みー!これも良いと思います!
食べ過ぎて太ったり、飲みすぎてやらかしたりには注意ですよ

と、他にも色々あると思いますが
自営業という道を選ぶのならば
自分なりの癒しを見つけていきましょう!

自営業になると失う!あなたにその覚悟があるか。

このブログをご覧いただいている皆様の中には
自営業になりたい!
開業したい!と思っている方も
いらっしゃいますよね。

自営業になれば自由を手にできる?
富と名声を手にできる?

…そう思うかもしれません。
しかし!残念ながら…
自営業は失うモノの方が多いのです!

私も色々失うでしょう。

では、何を失うのか!

これから述べるモノを全て失う覚悟が貴方にありますか!?

覚悟ないなら、開業したいという考えを
今すぐ捨てましょう。

そのぐらい、自営業は過酷な道のりです。

…では
失うものを見ていきましょう。

①自由
え?自営業なんだから自由になれるんじゃないの?
まぁ、そうですね。仕事上は自由になれるかも
しれません。
ですが!
プライベートという名の自由を失います。
多くの自営業として生きる人は
上手く行きません。
思うように収入を得ることができない。

では、どうするか。
休みを削っていくしか無くなります。
お盆だろうが、年末年始だろうが、
クリスマスだろうが、働かなくては
いけなくなります。
最悪の場合、毎週の休みをもーーー。

仕事の自由を手にする代償として、
自分の自由を失うのです。

②お金
お金。
減っていきます。

開業準備の段階でかなり消費します。
そして開業後、
多くの人間は思うように取り戻せません。

寧ろ、まだまだお金がかかります。
そしてさらにお金は減ってゆく。

働いているハズなのにお金が減っていく…
笑えない状況ですね。
サラリーマンであれば働いていれば
どんな状態であれ、毎月給料が振り込まれました。
しかし、自営業は自分で稼がない限り
振込みなどされません。減っていく一方です

③友人
開業時には大勢の方が応援してくれるでしょう。

しかし、最初だけです。
売れなければー
上手く行かなければー

お金は無くなり、
そして人は離れていきます。

友人もかっての仕事仲間も、
恋人も、下手をすれば家族も。

大失敗をすれば全てを失う可能性
だってあるのです。

④信用
社会的信用。
これはどんな自営業者でも失います
・○○に勤めている~
・自営業として○○をやっている~

これは前者の方が圧倒的に有利です。
自営業は基本的に信用されません。
クレジットカードを作ることですら一苦労。

世間は
「どうせすぐに失敗するのだろう?」
そういう冷たい目で貴方を見ます。

⑤健康
そして、理想と現実が違うことに気付くと、
下手をすれば体調を崩します。

精神的にやられてしまった人もいると
聞きます。

一度、失敗をすれば
負の感情がますます強まり、
なかなか再起できません。
自営業を始めたら基本的に
失敗は許されないのです。

⑥余裕
自分の中での余裕、これも無くなっていきます。
徐々に追い詰められていき、
自分が自分で無くなっていく、
そんなことにもなってしまうかもしれません。

⑦財産
利益が出ずに、追い詰められていけば、
自分の私物を売ったりしなければならない、ということにも
なりかねません。
モノだけでなく、家や土地、
そういったものまで失ってしまうのです。。

⑧命
これは最悪のケース。
上手くいかず、追い詰められてしまった自営業者の
中には自ら人生に幕を引いてしまう人も…。
また、自分を追いつめて働きすぎてしまい、
その結果、命を落としてしまう、
そんな人もいるようです。

自営業は自由。
お金も時間も手にすることができる。
これはごく一部の成功者だけが手にした”幻想”です。
多くの人はそこに辿り着くことができないまま、
店や事務所をたたむことになるでしょう。
多くのモノを失って。。
これを失うかもしれない覚悟、
それが持てないのであれば
開業するべきではありません。

全て失わないまでも、
必ずいくつかの”大切な”モノを失います。

そして、それを取り戻すためには途方もない
努力が必要です。
自営業は簡単なものではありません、
私自身もこれから色々と失っていくでしょうー。

だからこそ、
開業する前には必ず
その覚悟はあるかー?

自分で自分に問いただしてみて下さい。

迷いがあるのならー
開業前であれば間に合うからー

やめておくべきだと思います。

逆にその覚悟があるのであれば、
”自営業”という地獄の道を歩み始めるのも
良いかもしれません。。

思いとどまるべき!自営業に向いていない人たち!

①勤務時間が長すぎる、自由を手にしたい!
働く時間を減らしたい、楽したい。
そういう理由であれば独立はやめた方がいいです。
むしろ、やめるべきだと思います。

独立したからと言って、
勤務時間が減る?自由になれる???

そんなことはありませんよ。

自由を満喫できるのは一部の成功者のみです。

そして、成功者の皆様も
楽をしているわけではありません。

地獄のような道を乗り越えた末に
自由を満喫できる環境に辿り着いているのです。

楽したいー 時間が欲しいー

ならばやめましょう。

楽などできませんし、
時間も増えません。

いえ、時間は増えるかもしれません。
ですが、仕事のことを考える時間が
圧倒的に増えるのです。

精神的になかなか休まりません

②遊び半分!楽しそう!
遊び半分、ただ楽しみたいだけ、
友人らと企業したら楽しそう!

…これは後々破滅するタイプです。

自営業を”楽しく”やれるのは良いのです。
苦しんでやるより、楽しくやる、
それは間違っていません。

ですが、独立する動機が
「楽しそう」では長続きしません。

”こんなはずではなかった”
”つらい”

必ずこういう感情に押しつぶされます。

必ずです。

楽しそうだからー
ゲーム感覚でー
友達と一緒に楽しくやるーー

失敗します。

こういう動機だけで
(他にも独立を目指す動機があれば別ですが)
独立しようとしているのであれば
自営業を”甘く見ている”
そう言わざるを得ません。。

③体調管理ができない人
自営業は自分の身が全てです。
体調が悪かったら電話を一本入れて
謝ればすむ…
なんてことはありません。
そもそも電話をかける仕事仲間も
居ないのですから。

なので、体調管理は絶対条件です。

健康であることーー

これができない人は自営業は絶対に無理です。

”己の身も管理できない人間が、
己の商売を管理できるはずがありません”

④言われなければ動けない人
会社などでひたすら上司や仲間の指示やお願いを
待っているタイプの方。

これだとちょっと自営は厳しいですね。。

会社員時代は
予め用意されたレールの上を走っていれば
大丈夫だったかもしれません。

しかし自営業の進む道には
レールなどないのです。

自分でレールを作っていかなくてなりません。

つまり
イエスマンやマニュアル人間、、
こう言ったタイプの方は残念ながら
独立しても何をして良いのかわからないまま
廃業することになるでしょう。。

⑤飽きっぽい人
物事に対して飽きっぽい方も危険です。

会社勤めなら飽きたら転職(それも容易ではありませんが)
することもできます。

しかし自営業はそうは行きません。
”飽きて”しまっても廃業するまで永遠に
その仕事をしなくてはなりません

カンタンに廃業できるものでもありませんからね。

⑥精神的に弱い人
かなり厳しいです。
精神的ダメージは大きい
そう覚悟しておきましょう。

売上、今後、利益、客層、色々なやり取り、
近隣問題、などなど
考えることもいっぱいあります。

辛辣な言葉を浴びせられたり、
思うように売上が伸びなかったり、
お金が減ってきたとたん、友人に見捨てられたり。。

そういうことが本当にある世界です。

だからこそ。。
精神的にタフな人間でなければ
勤まりません

鬱になってしまったり、
自ら命を絶ってしまったり

そういう方も居るようですから。。

⑦現実逃避タイプ
現実を逃避するタイプ。これもアブナイです。

赤字なのに、俺はこれから必ずもうかる!
みたいなヤツですね。。

その意気込みはいいのです。
でも、、
”勇気”と”無謀”をはき違えてはいけません。。

⑧人とコミニュケーションのとれない人
まぁ…これも問題です。

自営業であれば自分で業者対応、
接客から何まで、
全て自分でやる必要があります。

コミニュケーションが得意である必要はありませんが、
人並みにできる必要はあります。絶対に。

⑨人の意見を聞くことのできない人
一人でやるんだからいいじゃん!

と思うかもしれません。

ですが、周りの意見を聞き入れるこのできない人、
一人破滅するかもしれませんし、
お客さんなどもついてきません。

1人でやるのは良いのです、自営業ですから。

ただ、周りの声にも少しは耳を傾けなければ
いけません。。

このブログを読んで
「ハッ!バカがほざいてやがる!」と
思うぐらいは別に良いですが(笑

色々紹介しましたが、どうでしたか?
遊びたい人、楽したい人、
色々な意味で弱い人、自分勝手な人・・・など
自営業に向いていないタイプ9種類をあげました。
貴方が上のタイプに当てはまるのであれば
自分を見直すか、
独立そのものを見送るべきだと思います。

一度始めてしまっては
もう引き返せないのですから、
しっかりと自分にできるかどうか
自問自答して下さい。

本当に、厳しいのです。

タイトルとURLをコピーしました