自分でお店をやるなら金がいる。世の中は金で回っている…。

自営業のこと

自営業を始めるには、とにかく”お金”がいります。

世の中、金、金、金ですからね。

元店長として
自営業にどれだけお金が
かかるのかをご紹介していきたいと思います。

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自分でお店をやるなら金が必要!

自営業として開業するためには
アレが必要です。とにかくアレが必要なのです。

そうです、お金です。世の中金です
開業するには、何かとお金がかかります。

私のような小売業として
店を開くのに、どんなお金がかかるか
見てみましょう。

・場所
自宅でやる場合は必要ありませんが、どこかでテナントを
借りる場合は必要です。
機会があれば詳しく書きますが、
借りる際に敷金や礼金と言ったお金がかかります。

・内装
壁等がむき出しの俗に言うスケルトン物件を借りた場合
開店までに内装工事が必要です。
この工事費用、とにかく高いです。
必要最低限の工事(7坪程度の物件)でも50万近くします。
飲食店などをやる場合は数百万単位で飛びますね。

・備品
店内に商品を陳列するためのショーケース、
レジ、無ければエアコン、パソコン、商品を入れる袋、
などなど…備品だけでもかなりお金がかかるのです。

他にも金庫を買ったり、
警備会社を入れるなら月々の支払い、
自営業と言うことは国民健康保険や国民年金、
ネット環境を整えるための資金、電話等
あげればキリがありません。

私の場合も100万近くはかかっています。

ただ、自営業として開業する際には
極力初期費用を抑えたいところですね。

開業後もすぐに軌道に乗るとは限らないので。。

「居抜き物件」という前に入っていたお店の
内装や棚などがそのまま残っているテナントも
あります。

業種が同じ、もしくは再利用できる業種ならば
この居抜き物件を探して借りると良いかもしれません。

基本的な設備や棚、内装工事費用などが
圧倒的に安くすみます。

ちなみに私は居抜きではありませんでしたが
内装はすんでいた物件だったので内装費用0、
ショーケースなどが前の勤務先からそのまま
いただけたのでこちらの費用も0ですみました。

極力、削れる箇所は削って、
賢く開業準備を進められるのが理想です。

なかなか難しい話ではありますが…。

まぁ、とにかくお金が必要なのです。

自営業は
数多の困難が待ち受ける地獄のような
世界です。

それでも独立を目指すのであれば、
しっかりとどのくらい費用が掛かるか計算して、
賢く開業準備を進めましょう

お店は開業後も何かとお金がかかる!

自営業・・・
意外とお金が掛かるものです
毎月お金が飛ぶように無くなっていきます。
送られてくる書類は支払い用紙ばかり!
またか!と破りたくなる気持ちを抑えつつ(笑)

では、どんな費用が掛かるのか、
見ていきましょう

場所
・家賃
・警備費用
テナントを借りれば当然費用がかかります。
安い物件の方が当然費用的にはラクになりますが、
安い物件にはたいてい何かあります(場所が悪いなど)
また、背伸びしすぎて高い物件を選んでしまうのも
考え物です。
警備費用はセコムやアルソックなどを入れた場合ですね。
入れないという選択肢もありますが、
当然リスクは高まります。

光熱費
・電気代
・水道代
・ガス代
定番の費用ですね。
電気、水道は必須でしょう。
ガスは業種によっては不要の場合もあるので、
その場合は電気・水道の料金のみ掛かります。
飲食の場合は、より使用量が高くなるので、
支払いも多くなりますね。

保険系
・国民健康保険
・国民年金
高いです。
嫌になるほど。
年金、、帰ってこないかもしれませんしね。
毎月の支払いで数万円(5万円近く)
飛んでいきます(汗

その他色々な…
・電話料
固定電話を導入すれば掛かります。
携帯やスマホの支払いもありますね。。

・ネット費用(ひかりやWiMAX系など)
大体5000円前後になると思います。
あまりネットは使わない!と言う場合は
スマホを代用しても良いかもしれません。

・各種税金
毎月掛からない税金もありますが、
小売の場合は消費税もかかりますし、
住民税など、何かと絞りとられます。

・商工会など
近所の商工会などに加入した場合、
その費用もかかりますね。
月々数千円かと思います。

・備品消耗品
レジ袋や、その他お店で使うものの費用です。
自分の業種に応じてここの費用は
大きく変わってくると思います。
しっかりと把握しておきましょう

・仕入れ
商品の仕入れ費用です。
小売業の場合は仕入れをしないと
始まりませんからね。。
サービス業の場合は仕入れは少なめorない
だと思いますが…

・交通費
バスや電車で移動する場合は、
交通費もかかります。

・送料
何かモノを送る業種の場合、送料が掛かります。
私はネット販売もしているので、これも毎月掛かっています。

私の場合を一例としてあげてみましょう。
今日もお金が飛んで…

・家賃(約10万)
・警備(約1万5000)
・光熱費(約5000)
・保険と年金(約4万)
・ネット(約5000)
・電話(約5000)
・商工会(約5000)
・備品など(約1万)
・送料(約4万)
・ネット販売手数料(約3万)

ザッとな計算ですが、
約25万かかっています!
ぐっ…ぐふっ…
これに加えて仕入れ(買取など)で
数十万飛んでいくので苦しいわけですね

最後に…
月々の支払い、個人事業主の開業直後は
なるべく増やさない
これが生き残る秘訣です。
開業当初、色々な業者が営業に来ると思いますが
「今は必要ない」ものは全て断りましょう。

月々の支払いを増やしすぎてしまってから
気付いても遅いのです。
何を解約するにも違約金などが発生
しますから…。
最初は何事も慎重に。
必需でない契約は、商売が軌道に乗ってからでも
遅くはありません。

自分の首を自分で絞めない。

これを心がけてやっていくと良いと思います

追い詰められたその時、考えるべきこと

自営業・・・
失敗すると、それはもう絶望に満ちた生活を
送ることになってしまいます。

プライドも、お金も、人も、
何もかも失って・・・

人によっては、もうこの世なんて…
と考えてしまう方もいらっしゃるかも
知れません。

ですが、、そんな時こそ考えてみましょう。
自分という存在が居なくなってしまったら、、、
どうなってしまうのか。。。

例え、、事業に失敗して
全てを失ったとしても、、、

諦めたらそこで試合終了…というヤツです。

事業に失敗したら・・・
時には早く身を引くことも大切です。
これは、諦めるというわけではなく、
戦略的に撤退する…ということです。

最小限にダメージを抑えることで
再起のチャンスを、例え僅かだとしても
残すことができるのです。。

自分が居なくなってしまったら・・・
貴方が居なくなってしまうことで、
”悲しむ人間”が必ずどこかにいるはずです。
家族?友達?常連さん??
どなたかは分かりません。

ただ、そういう人達のためにも、
例え事業が失敗して、地獄の中の地獄に
突き落とされようとも、そこから這い上がらなくては
いけません。。。
”悲しむ人間”はもう居ない??
お金が無くなった時に失った??
…そうですね。。
自営業で失敗したということは
周囲の人間が離れていってしまっている。。。

そういうこともあるかもしれません。
でも考えてみて下さい。。

心配する人が居ないなら…
自分の事を心配する人が居ない、というならば
見返してやりましょう。
”見返す”と言っても犯罪に手を染めたらオシマイですよ。

破産状態からなんとか這い上がって、
会社に勤めるなり、自営業として再びやり直すなり、
非常に困難な道ではありますが、
必ず何らかの道があるはずです。

またいつの日にか収入を得て、
自分を見捨てた人たちを見返せば良いのです。
自ら命を絶てば永遠に負け犬のままになってしまいます。
どうせ命を落とすのであれば
もう一度、逆転を狙ってみませんか?

心配する人もいない、見返す気もない?
それでもダメです。
この世から自ら去ることは絶対に。。

それが自営業を選んだ人間の”責任”です。

たとえ失敗しても、地獄の中から逃げることは
許されない、、
再度立ち上がって、地獄から抜け出すための道を
模索する。。

それが自営業というものだと思います。
自ら命を絶てば、悲しむ人がたとえ居ないとしても
他人に迷惑がかかります
処理をするのに、お金と時間が掛かるー
警察や救急の手も煩わすでしょう。。
そして、親族が残っていれば連絡が
行ってしまうでしょう。。

必ず”誰かに迷惑”がかかるのです。

例え自営業で失敗したからと言って、
他人に迷惑をかけてはいけません。。
苦しいのは分かります。
ですが、生きてさえいれば何が起きるか分かりません。
突然逆転できるかも知れません。。。

つまり!
自営業で失敗したからと言って、自らに幕を引くのは早い!
ということです。
どんなにつらくても、、、
地獄の底から這い上がるぐらいの意気込みで
やっていかなくてはならないのです。。

それが”自営業”と言う道を選んだ人間の”責任”です。
失敗した!この世から逃げてやる!は許されません。。。

失敗したらどうにでもなれ!という思いで開業しようと
しているとしたら、辞めるべきです。
失敗したら地獄の底を這いつくばってでも生きていかなくてはいけない、、
生き地獄を味わうことになるんです。。

自営業の皆様…
辛いでしょうが、、光を目指して進みましょう!
それが手の届かない光だとしても・・・

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